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【食事制限が必要な人へ】しばらく「食」への興味を断ち切ることが重要

皆さんは「好きな物を好きなだけ食べる生活」を送ることができておりますでしょうか?

この記事を見ていただいているということは、恐らく毎日の食事に対して悩みを持っている人が多いと思います。

その中でも食事制限が一番大きな悩みかと思われます。

人間の3大欲求の一つである「食」を制限されるほどツライものはありません。

お腹が空くとイライラしますが、そんな時でも更に好きな物を食べられないことはまさに地獄の極みであり、気がおかしくなりそうになる時もよくあるのではないでしょうか?

ワナビー松本(@wannabe_matsu)も今まで好物であった揚げ物やカレーがほとんど食べられず、大好きなスイーツもお腹に入らない状態がずっと続いているため気がおかしくなりそうでした。

今回はそんな食事制限を余儀なくされた人へ、「食事を制限しなければならない人が食の誘惑に負けないためにはどうすべきか?」について私の経験からお話していきます。

 

 



 

食事制限をしなければならない理由

世の中には4つの理由で食事制限をしなければならない人がいます。

①特定の病気になっている人

②食物アレルギーを持っている人

③胃が弱い人

④ダイエットをしている人

ちなみには私は①と③の複合型です。

 

特定の病気が原因

例えば、糖尿病や臓器に関する病気を持っている場合には医師から食事の制限をかけられることがほとんどだと思います。

糖尿病の場合だと血糖値を上げると脳梗塞や心筋梗塞のような重大な病気を併発するので、糖質を含んでるものに関してはかなりの制限が掛かります。

臓器に関する病気でも、腎臓病であればタンパク質やカリウムなどの大きく抑える必要があると言われております。

ですが、タンパク質は肉や魚に含まれていることから現代の食卓には当たり前のように出てくるので、これを適正な量に毎回調節しなければならないとなると大変なイメージがありますし、またカリウムはほとんどの食べ物に含まれており特に豊富な野菜の場合だと加熱して水で洗い流す工程まで行なう必要があるとの事から食事の調理方法まで制限されるので、非常に苦労されるではないかと思います。

このように病気が原因であれば、絶対に食べてはいけない物自体は少ないと思われますが、かなり適正な制限が強いられるのと、もし過度に取り過ぎた場合は命に関わる可能性があるので食事制限をしっかりと実施しなければなりません。

 

食物アレルギーが原因

こちらは食物に対してのアレルギーを持っている場合で、特定の食材が食べられないといった制限のことです。

日本ハムより

ざっと見るだけでもこれだけの種類があり、特に卵や牛乳、また小麦といった普段の食事では欠かせない食材に対してアレルギーを持っている人が多いことが分かります。

私の友人でもピーナッツや小麦のアレルギーを持っている人がいますが、以前知らずに口にしたものがたまたまこれらのアレルギー食材が入っていたため、急激に体調が悪化して緊急入院してしまいました。

本人はその時のことを振り返って「死ぬかと思った。。」と言っておりましたが、それはオーバーな表現ではないぐらい命に関わる可能性があるそうです。

また大好きだったビールに関しては今まで一緒によく飲んでいたのですが、ある日突然大きな症状が出てしまい、それ以来ビールを口にすることは無くなりました。

今までも多少の違和感は感じていたそうですが、食物アレルギーに関してはこのように急に症状が酷くなって襲いかかる場合もあるようです。

今までどれだけ好きだった食べ物や飲み物も他の病気とは違って一切口にできなくなりますので、好きな物が後天的にアレルギーとなってしまった場合、ある意味一番ツライかもしれませんね。

 

胃が弱いことが原因

元々胃が弱い人もそうですし、病気により胃に何かしらの障害を抱えてしまった人もいます。

私は胃が弱い上に機能性ディスペプシアという胃が機能障害になるといった病気を抱えておりますが、胃が原因で食事制限をしなければならない場合はこのように胃の病気を併発している人が多いと思われます。

参考記事
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この場合は医師からは「脂っこいものや刺激物を控えめにしてください」ぐらいの注意をされるぐらいですが、実際には食事の量や内容を間違えると1日中胃もたれや吐き気に苦しむことになります。

やっかいなのは、自分で食事の量や内容のボーダーラインを作らなくてはならないことです。

とにかく実際に食べてみて「この食べ物は大丈夫」「この食べ物は無理」とか、「この体調であればこれぐらいの量は大丈夫」や「この体調だとこれぐらいしか食べられない」とすみ分けを行なっていくことで、自分のボーダーラインを決めていく必要があります。

食物アレルギーと違って一口も口にできないわけではありませんが、あっさりした食べ物以外はかなり抑えめに食べなくてはならないことや、許容のボーダーラインが時期によって変動することがあるので完全に胃もたれや吐き気を防ぐことが困難なので、日常生活の質が格段に下がります。

 

ダイエットしていることが原因

ダイエットする目的は基本的に体重を減少させることなので、食事量を減らしたり脂肪が付きやすい食品は食べないような食事制限をする人が多いです。

ちなみに私はダイエットとはまるで無縁な人間です。

しかし周りの知人はダイエットしている人がたくさんおり、近くでその姿を見ていますので苦労していることが分かります。

ダイエットしようとしている人は基本的に胃は頑丈なので、食べようと思ったらどんな物でも好きなだけ食べることは可能な人は多いですが、食べられるポテンシャルがあっても自制心から食事制限を掛けてしまいますので、かなりツライのだと感じます。

 

なぜ食事制限がそれほど大変なのか?

皆さんは「食事に費やす時間」を考えたことってありますか?

現代の生活習慣であれば1日3回の食事がスタンダードなので、1回1時間を食事しているとすると毎日3時間ほどは最低でも食事に時間を費やしていることになるのです。

外食したり、間食にスイーツを食べたりすると更に時間が伸びますよね?

実際には1日の内、寝ている時間を除くと4分の1ぐらいなので人生に中でも非常に貴重な時間であり、満足した時間にしたいと思うことは当然かと思います。

 

一般社団法人日本能率協会

こちらはビジネスパーソン1000人に対して「休日の理想の過ごし方」についてアンケートを取った結果です。

男性も女性も「美味しい物を食べる」ことが上位を占めてますよね?

女性に至っては過半数以上がこの回答をしており、堂々の1位になっております。

この結果でも分かるように、食は生きる上での楽しみなんです。

元々食に興味が無かった人でも、こういった食事制限をしなければならない状況が長く続くと、食べることに興味が出てくるものです。

だからこそ長い時間を費やす食事タイムにおいて、楽しいはずの時間がつまらない時間になることが耐えられないのです。

また、時間があると食べ物のことばかり考えてしまうことはありませんか?

私の場合、「明日は何を食べたらいいんだろう。」と前日から翌日の献立をずっと悩み続けていることが多く、そのせいで夜が寝付けなくなることがあるぐらいです。

しかも翌日が会社へ出勤の前日は、ランチタイムを同僚や上司と過ごすことも多いので「明日はどこのお店で食べるんだろうか?なるべく胃に負担が掛からない和食がいいなぁ。」と考えたりしながら当日まで緊張すらしてしまいます。

世間で認知されている大きい病気は別として、私のようなあまり知られていない病気を抱えていることやダイエットをしていることは自分が周りに言わない場合も多いので、たまには相手が自分の食べたい店へ誘ってくるは当然でしょうね。

このようにプライベートや仕事上でも人付き合いにおいて、食事の機会は避けられないのも大変に感じる理由の一つでしょう。

 



 

ツライ食生活から逃れる方法

どの理由で食事制限をしなければならない場合でも、一つ共通していることがあります。

それは「即座に効果が出る特効薬がないので今すぐに現状は変えられない」ことです。

こちらは、効き目がある薬が出るまでは根気よく食事制限をしていくしかないことを意味しております。

だからこそ「食」に対する接し方を今までと変えることが重要だと考えます。

そこで私が実践している方法はこの3つです。

ポイント

・「食」のことを考えないような状況を作る
・「食」に関する情報を入れないような環境を作る
・人付き合いで外食に行く場合は先手を打つ

それぞれ順を追って説明していきます。

 

「食」のことを考えないような状況を作る

食べることが好きな私の場合、今までは四六時中「食」について考える状態になってました。

ですが、どれだけ考えても悩んでも実際は食べられないことの方が多いため、この時間がとても苦痛だったのです。

だから敢えて、食について考える時間を止めることに決めました。

「食」の考えを止めるというのは当然毎日の食事の内容について考えることを止めたわけで、食べる量は今までと変わりません。

美味しい物を食べるという興味を持つことを断ち切って、食べ物自体にこだわらないことに決めたのです。

もちろん今まで大好きであった「食」への思いを断ち切るのは生半可ではありませんでしたので、頭にも思い浮かんでこないぐらいの事に没頭する必要があります。

私の場合は、このようなブログを書くことに1日4~5時間費やす程に没頭しておりますし、以下の記事に記載しているように現在は将来の夢を持ったことで準備に奔走している最中ですので1日中ヒマな時間が無いような状況を作っております。

このように1日中打ち込める趣味や仕事を作ることができれば、食について考える必要が薄れてきますので、食についてあまりこだわらなくなってきます。

 

「食」に関する情報を入れないような環境を作る

今の時代は、メディアから様々な「食」に関する情報が流れてきます。

食に対する考えを止めようとしただけでは、入ってくる「食」の情報でまた興味が湧いてきてしまう可能性がありますよね。

ですので、なるべくテレビやネットサーフィンを見ないことが望ましいです。

テレビは美味しい食べ物のお店を紹介する番組やCMでも食べ物に関するものが多いので、電源を付けているだけで自動的に目や耳に入ってきてしまいます。

ネットサーフィンの場合に関しては、調べ物するときにグルメのような情報を調べたりしないようにして、食以外の情報を閲覧するときや取り入れる際に使うのが良いと思います。

また、SNSでも「食」に関する情報が自動的にタイムラインなどに流れてきますので、なるべく食のサイトに登録やフォローをしないことをお勧めします。

そして、なるべく家にいることも避けましょう。

私の家がそうですが、家族が買ってきたお菓子や食べ物が散乱してますので、どうしても目に付いてしまい食べたくなってきます。

自分が食べられないものを見ると非常にストレスが溜まるので、なるべく外へ出るようにしています。

家にいない方がテレビを見たりスマホを触ったりする時間も減りますしね。

ただ、外に出るといっても繁華街にでも繰り出した日には周りがグルメな店ばかり並んでいるため非常に危険ですので、なるべく田舎で景色を見に行ったり、レジャー施設へ行くようにしましょう。

気分転換にもなるので、食べ物に対する悩みも緩和されやすいです。

 

人付き合いで外食に行く場合は先手を打つ

病気の事を一緒に行く相手に口外しているのであれば、それに越した事はありません。

事情を知っていれば気を遣ってもらえますし、そもそも食事の量や内容で命に関わる病気や食物アレルギーの場合は絶対に伝えておいた方が良いです。

しかし、私のように「病人扱いされたくない」や「ダイエットしていると思われたくない」などの理由から周りに口外していない人は、先ほど触れたように会社やプライベートで色んなジャンルのご飯屋さんへ誘われます。

そんな時は、事前に自分から行く店を指定するのです。

そうすることで、胃が弱い人であれば「あっさり系の店」や「少量サイズが選べる店」、ダイエットしている人であれば「太りにくい食材を使用している店」など、自分が無理をしない店を選ぶことが可能です。

もちろん相手がどうしてもこれが食べたいといった場合は「少量しか食べない」ようにすれば良いだけです。

食べることができない食事を残すことは気にする必要はありません。

こちらを見ていただければ、外食して食事を残したとしても問題ないことがご理解いただけると思います。

参考記事
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何度に1回ぐらいであれば「今日はちょっと食欲がなくて。。」や「ここへ来る前に少し食べきてしまったからお腹いっぱいで。」など言っておけば、相手から勘ぐられることもないでしょう。

せっかくの誘いを断り続けると友人や知人と疎遠になってしまう可能性がありますので、どうしても体調が悪い場合でなければできるだけ行くことをお勧めします。

 

最後に

食に対する興味は誰もがあるので最初は苦しいかもしれませんが、一旦はその興味を断ち切ることも重要だと感じました。

そして、病気の症状が緩和されてきた場合や「ダイエットに成功した!」といった目標を達成した場合は、その時に少しずつ興味を取り戻して好きな物を食べていけば良いのではないでしょうか。

どんな状態でも有効な特効薬はいつかは開発されるはずなので、「いつか食べたい物を食べる」といった希望は捨てずに日常生活を送っていただければと思います。

今回ご紹介したように、食事制限には様々な理由があることがお分かりいただけたかと思います。

自分に当てはまるものだけではなく他の理由も知ることで、「私以外のみんなも頑張っているんだな!」と勇気を持って現状を変えていっていただければ幸いです。

 

ではまたお会いしましょう。

 

  • この記事を書いた人

ワナビー松本

機能性ディスペプシアを筆頭にうつ病や不安障害も患った経験から現在は心理カウンセラーとして活動中。

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