「外食の一人前ってボリュームって多すぎる!」
私は外食する度、いつもこんな言葉を口にしそうになります。
ちなみに、皆さんは注文した一人前を完食できますか?
恐らくこのブログを見ていただいている多くの皆さんは胃に問題を抱えている人が多いと思うので、私と同じ気持ちなのではないでしょうか?
私は美味しい物が好きなので今でこそ週に半分ぐらいは外食するようになりましたが、"機能性ディスペプシア"という胃に機能障害を抱える病気になった頃は外食することに対して大きなプレッシャーを感じており、積極的に外で食べることを控える日々が続きました。
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この外食に対するプレッシャーから解放されるようになったのは、ある意識に変えるようになったからです。
それはこちらです。
外食に行っても小食の人が一人前を食べ切る必要はない
今回は、この意識を持つべき理由ともたらす効果についてお話したいと思います。
目次
小食な人が外食する際のツライこと
タイトルと矛盾していますが、何がツライかって「食事を残すことが一番ツライ!」です。
世の中には食べたくても食べられない人なんてごまんといるので、残すぐらいならその人達に分けてあげたいと強く思います。
ここで、私が実際に体験してツラかったことを少しお話しますね。
フルコースは完食できないので普段は滅多に行きませんが、結婚記念日だったこともありちょっとゴージャスなフレンチのコース料理を食べに行きました。
元々小食なこともありますが、その日は運悪く機能性ディスペプシアの症状が悪化して吐き気が酷い状態だったんですね。
もう、出される一品一品を少しずつでも無理矢理胃の中に押しこんでたといった感じです。
前菜を含めた最初の何品かは心を無心にすることで何とか食べ切ることができていましたが、さすがに途中から限界が来てメインディッシュを含む残りの品はほとんど残してしまいました。
そこでお店のウェイトレスさんが皿を下げに来た際に、こう言われました。
「お口に召さなかったでしょうか?」
その言葉にショックを受けました。
むしろ、この店の料理は味も見た目も素晴らしかったです。
でもウェイトレスさんからしたら、皿を下げに来る度に料理が残っているから「コース料理が不味かった」と勘違いされたんでしょう。
お店の人に余計な気を遣わせた自分が情けなかったのと、胃が弱くて美味しい食事を食べ切ることができない自分を呪いました。
こんな体験があってから、外食する際に一人前の食事を残してしまった時は、店のスタッフ達からこんな風に思われているんじゃないかと私の中で妄想するようになりました。
「店の作った料理が不味いから残してるのかな?」
「食べ物を粗末にするなんてマナーが悪い人だなぁ」
でもお店の人に分かって欲しいのは、決して料理が不味いから残している訳でもなく、食べるキャパシティーがあるのに残すことがマナーの良いことだとも思っていません。
確かに本当に不味くて残す時もありますが。。
小食の人にとって一人前の量が多すぎるんです!
全部食べきるのは本当にツライんです!
これに尽きます。
外食一人前の定義
日本の外食で定められている「一人前」って実際にはどれぐらいのボリュームなんですかね?
物量として分かりやすいのは「ご飯もの」や「麺もの」でしょうか。
皆さんが知っているであろうチェーン店において、全て並サイズ(レギュラー)の重さを調べてみました。
参考
・すき家の牛丼のご飯→約260g
・CoCo壱のカレーのご飯→約300g
・丸亀製麺のうどん→約270g
・洋麺屋五右衛門のパスタ→約130g(※茹でる前)
・来来亭のラーメン→約120g(※茹でる前)
これらに対して、家で食べる場合の一人前は大体これぐらいが目安となります。
参考
・家で食べる茶碗一杯の量は約150g
・購入する冷凍うどんの量は約180g
・購入する乾麺パスタは約100g
皆さんはこれを見てどう感じますか?
明らかに外食チェーン店の方が、家で食べる一人前をはるかに越えてますよね。
このように比較して見てみると、外食チェーン店では基本的にたくさん食べる人をターゲットにしているような気がします。
「だったらハーフサイズを頼めばいいんじゃねーの?」って思うかもしれませんが、こういったサイズを初めからメニューとして扱っている店ってあんまり見かけません。
その割に、大盛りであれば扱っているところも多いんです。
しかも店でよく言われるのが、「(ご飯や麺の)大盛りを無料にできますが、いかがなさいますか?」って。。
それだったらハーフサイズを割引して提供して!
って思ってしまいます。
もちろん、ハーフサイズのような少量でも作る工程や用意する手間にかかる人件費は同じなので量が半分だからといって半額にできないのは分かりますが、せめて2割引ぐらいにはしてほしいですよね。
外食をストレスなく楽しむ方法
このように、私のような小食な人よりも大食いの人の方が多数いることからハーフサイズを取り扱っていない店が多いのは仕方ないことですので、胃が弱くて小食な人にとって何が一番楽に食事できるかを私の経験から皆さんへお伝えしたいと思います。
メモ
①ご飯の量を減らしてほしいとお願いする
②外食する前は究極にお腹を空かしてから行く
③カロリーが低い料理にする
④油を多く使っている料理や刺激物料理の店は極力避ける
⑤肉の量が控えめな料理を注文する
⑥メニューに無くてもハーフサイズに対応してくれる店を探す
①は料金がそのままであれば対応してくれる店も多いので、定食や丼のご飯であれば言ってみた方が良いです。
②は例えばランチに外食する際は、朝を抜いてから行ったりすると胃のキャパが広がります。
小食の人は食べたものを消化する時間が非常にかかることがあるため、特に効果的ではないかと思います。
③はカロリーが低い料理を食べることは胃もたれしにくくなるので、自然と量が入るようになります。
④と⑤ですが、小食で胃が弱い人は油脂に対する耐性が低い場合が多いです。
よって、これらの物をたくさん食べると胃もたれや吐き気が起こりやすくなり、普段よりも量が入らなくなってしまいます。
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⑥は経験上、チェーン店ではなく個人経営店ではメニューには載っていなくても小サイズに対応してくれる場合があります。
しかもその分安くしてもらえることもあるので、ダメ元でもいいので店の人に一度確認してみましょう。
ですが、ご紹介した方法はあくまで店側へお願いしたり、何かしら欲求を我慢しなければならないので毎回の場合はストレスを感じることがあるかもしれません。
ですから、何回かに1回はこちらを実行してください。
ポイント
食べたい店に行って食べたいものを好きなだけ食べる
毎回何かを我慢するってツラくないですか?
そして、食べたら毎回胃もたれを起こすってツラくないですか?
たまに外食する時ぐらいは我慢せずに好きなものを食べて、なるべく胃もたれしないようにしたいですよね。
だからこそ、
この欲求を達成するためには食べられない分は残したっていいんです!
あなたが悪いわけではありません!
なぜ同じお金を払っているのに、店や周りの人にばかり気を遣わなければならないんでしょうか??
そもそも店側でハーフサイズを取り扱っていない時点が少食の人達のことを考えていないんですよ!
だから、あなたは気にせず堂々と残してしまいましょう!
食べ終わった後に、食材へ感謝して「ごちそうさま」を言うだけで十分です!

ただ、先ほどお伝えしたように油脂を避けることで肉から摂取するはずの"動物性タンパク質"まで不足する可能性があります。
タンパク質が不足すると体が作られないので、さらに痩せていって疲れやすくなったり、今よりも小食になってしまうといった悪循環になることもあり得ます。
そんなときには手軽にタンパク質を摂れる"ごっちゃんごはん"がおすすめです。
こちらはいつもの料理やお米に混ぜるだけで、サーロインステーキ約190g分のタンパク質が摂れるという優れものです。
また、ホエイプロテインや大豆プロテイン、そして卵白プロテインの3つのプロテインを組み合わせたことで、体の筋肉をしっかり作る効果が期待できます。
初回は半額の1,639円で購入できますので、小食で普段から肉を食べない人は一度試してみてください。
また、小食の人は私のように胃下垂になっており痩せている人が多いのではないでしょうか?
胃下垂は胃もたれがしやすくなるため、元々胃が強い人でもない限りは食べる量が減ってしまうと言われております。
胃下垂になっているから太ることが出来ないのもありますが、太らないせいで胃下垂がどんどん酷くなっていく可能性は高いのです。
この考え方からすると、太ることが出来れば胃下垂をある程度回復させることが出来る、すなわち今よりも食べる量を増やすことが可能になるのではないでしょうか?
そんな場合は"プッチェ"というサプリメントが合っているかもしれません。
こちらは栄養を吸収するためのスピードがとても高い成分「マルチデキストリン」が配合されていることから、食べた物の栄養素をたくさん吸収してくれる珍しいサプリメントです。
さらにココナッツに含まれている天然オイルがたっぷり含まれており、このオイルが素早く分解されて肝臓へ運んでくれるので素早く脂肪として蓄積されていきます。
この2つの効果が合わさって身体を太らせていくことができるというメカニズムです。
プッチェは一口サイズの個包装タイプなのでいつでもどこでも食べられるのが魅力的であり、ペースト状になっていることから単体で食べるだけでなく、ジュースやヨーグルトのような液体飲料に混ぜることやクラッカーの上に乗せて食べるといったことも可能となっています。
痩せていると男性の私でも夏服なんか着た際には周りの人から貧相に見られてツラい思いをすることが多いのですが、オシャレな服を着る機会が多い女性であれば尚更だと思いますので「少しでも太ることでオシャレな服をたくさん着たり健康的に見られたい!」と思われる人は一度プッチェを試してみるのもいいかもしれませんね。
ハーフサイズの食事が注文可能な店
小食に人にとってはありがたいハーフサイズや少なめサイズで注文が可能な外食チェーン店を一部ご紹介したい思います。
すき家
有名な牛丼チェーンであるすき家は私も良く利用させてもらっています。
他の牛丼チェーンと比べてミニサイズでもトッピングの種類が豊富のため、飽きずに食べられるのが魅力です。
ちなみにご飯の量はミニサイズで180gと言われておりますので、茶碗一杯分ぐらいであり小食の人でも調子が良ければ完食できると思います。
・牛丼 ミニサイズ 290円
・牛丼トッピング各種 60円~170円
※全て税込み
餃子の王将
ジャストサイズというメニューがあり、一般的にはもう一品追加したい時に食べるものでしょうが、それぞれの料理のボリュームが抑えめになっているため小食には嬉しいメニューになっています。
チャーハン単品を頼んだことがありますが、並を完食できない私でも全部食べ切ることができました。
・餃子3個 120円
・チャーハン 400円
・唐揚げ 300円
※全て税抜き
はなまるうどん
同じく讃岐うどんで有名な丸亀製麺は並サイズからしか取り扱っていないのに対し、こちらは小サイズから取り扱ってくれております。
基本は小サイズで注文して、あまりにもお腹が空いている場合のみ天ぷらを一品追加するようなこともできるので、満足度は高いです。
・おろししょうゆうどん 小サイズ 260円
・かま玉 小サイズ 290円
※全て税抜き
ペッパーランチ
いきなりステーキでお馴染みのペッパーフードサービスが立ち上げたステーキ店です。
一番人気のビーフペッパーライスでSサイズがあるのは嬉しい限りです。(※店舗により取り扱いがない場合あり)
・ビーフペッパーライス Sサイズ 600円
・サーロインペッパーステーキ 120g 890円
※全て税抜き
【番外編】一蘭
こちらはハーフサイズたるものはありませんが、1杯の麺の量100gと一般的に150g程使用する他のラーメン店より少ないので、小食の人や女性の人でも食べやすいサイズ感になっております。
だから大抵のお客さんは替え玉をするのです。
・ラーメン 890円~980円 ※税込み
最後に
このように外食は量が多いという理由から、胃腸が弱い人は今まで家で食事することが多かったかもしれません。
ですが、それは今の皆さんの身体にとっては本来正しい選択だと思っています。
実際問題として、外食することは胃腸に対してダメージが大きいのは確かです。
とは言っても、普段は胃腸に負担を掛けないように味を薄めにしたり食べる食材に気を遣っている分、たまには外食の個性的な味付けが恋しくなってしまいますよね。
そんな時は我慢せずに自分の気持ちに正直になって、行きたかった店へ食べに行きましょう!
その方が食に対する楽しみが増えてストレスも溜まりにくくなります。
決して食べ物を粗末にしていいわけではありませんが、やむを得ずに食事を残したからといって周りの目まで気にする必要はありませんので無理せず残してしまいましょう。
今回のご紹介した方法が、小食の悩みを抱えている皆さんの食生活が少しでも満足できるような方向へ向かっていただけたら幸いです。
動画でも少食の対処法を紹介しているので、宜しければご覧ください。
ではまたお会いしましょう。
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