効果的な治療法 薬以外による治療

【うつ病や不安障害の治し方】焦りを抑えることが改善への近道

うつ病や不安障害、これらは心が原因の病で一度患うと多くの人は長い期間ツラい症状に悩まされます。

しかも、病院へ行って処方してもらった薬を飲んで治るといったことはほとんど期待できず、また手術のような外的治療のような手段もありません。

このような理由から、うつ病も不安障害も人から笑顔を奪ってしまう代表的な心の病気だと言えるでしょう。

そんな病気を患ってしまい現在でも苦しんでらっしゃる患者さんに対して、今回は寛解(症状が比較的落ち着いている)の状態まで可能な限り早く持っていく方法を私の経験からお伝えできればと思います。

▼うつ病や不安障害のことは以下の記事でも紹介しております▼

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どんなことが治療に影響を与えているのか?

 

これにはたくさんの理由があると思われますが、その中でも私が考えている大きな理由の一つがこちらです。

 

焦り

 

そうなんです!

この焦りが病気を治していくスピードを遅くしていると考えております。

焦りというのは、病気によって思い通りに動けないことによるものから生まれているのです。

その理由は次の項目で説明するとして、理由をしっかりご理解いただくためにも先にここでは日常生活において焦ってしまうような具体的な例を2つ紹介しますね。

 

お金が稼げない

うつ病や不安障害になると朝が起きられないことや突然動悸やめまいに襲われることから、普通の人と同じような労働条件で働くことが困難となってきます。

すなわち、フルタイムで働くことが厳しいので、時短勤務や勤務日数を減らして仕事をする可能性が高くなるでしょう。

そうなると、当然ですがフルタイムで働いている健常者と比較すると収入が少なくなってしまいます。

収入が少なくなるというのは、生活をする上において頑張るための起爆剤となるような少しの贅沢すらできなくなってしまうかもしれません。

これは非常に辛いことですので、「もっと稼ぎを増やさなければ!」と焦ってしまうのです。

しかも、うつ病や不安障害の症状が酷くなると働く事すら困難になることから休職や退職せざるを得なくなりますので、一時的に収入が途絶えてしまう可能性があります。

こうなると更に焦りは増してしまうでしょう。

また、仕事に関わる時間が少なくなるとお金の面だけでなく出世にも関わってくるので、周りの同僚や友人はどんどん出生して地位を築いているのに自分は変わらないままといった、社会から置いてきぼりにされているような感覚を受けてしまいます。

こちらも焦りに拍車を掛けてしまう原因でしょう。

 

恋愛ができない

人生の中で一般的に言われている幸せの一つに「結婚して子供をもうけること」がありますが、うつ病や不安障害を患うと外に出ることが億劫になってしまうので、恋愛を出来る機会が極端に減ってしまいます。

恋愛が出来ないということは当然結婚も難しくなって、子供の顔すら見ることはできないでしょう。

もちろん一人で生きていくと決めている人は何も問題ないかと思いますが、世の中の多くの人は当たり前の幸せを手に入れたいと願ってるでしょうから、それが叶わないとなると精神的なダメージは大きいはずです。

だからこそ、このような未来を想像した際に「こんな人生は嫌だ!何とかしなければ!」と焦ってしまう可能性は大きいと思います。

20代後半ぐらいになると徐々に周りの友人や同僚が結婚していって、30代になると子供が産まれるといった人も多いでしょうから、自分の周りでそれを目の当たりにした時には更に焦ってしまうことになるでしょう。

 



 

なぜ焦ることで改善が遅れてしまうのか?

 

では、なぜ焦りの気持ちが病気の寛解を遅らせてしまうのでしょうか?

それはこちらです。

 

焦ることで余計なストレスが溜まって心に負担を掛けてしまう

 

皆さんも思い出してみてください。

焦っている時ってその瞬間はさほど感じませんが、後になってみると心身に対して疲労感が大きく出ていませんか?

焦りって非常に大きなストレスなのです。

ストレスは適度であれば良い影響を促すこともあると言われておりますが、病気になって常に焦っているような状態ではストレスが心身に掛かりっぱなしになるので、良い影響を与えるわけがありません。

常に焦っている状態というのは、ずっと身体に対して緊張感を背負っている状態と考えるとご理解いただけるでしょう。

そして厄介なのが、身体に対して悪影響を与えるということは今よりも病状が悪くなってしまう可能性あり、そうなると今よりも身体が思い通りに動かなくなってしまいます。

すると、「焦る→身体が動かなくなる→更に焦る→更に病状が重くなる」といった負のループが完成されてしまうのです。

このような理由から、焦る気持ちがうつ病や不安障害の治療に対して障害となって寛解へ近づくのが遅くなってしまうと私は考えております。

 



 

焦らないように自分をコントロールする方法

 

まずこれには、焦って行動したことによってどういった結果になるのかを一度冷静になって考えてみることです。

デメリットについては前の項目で紹介した通り、心身にストレスを抱えて身体に対して悪影響を及ぼすといったことです。

ではメリットはどうなのでしょうか?

皆さんが考える焦って(急いで)行動したことで得られるメリットというのは「なるべく早く世間一般の暮らしを手に入れて幸せになること」ではないでしょうか?

すなわち、早く行動することによって仕事で収入をたくさん確保し、外へ出る機会を増やして異性との自然な出会いを求めたり、婚活パーティーのような場に参加して恋人を作って結婚したいといったことです。

確かに一般的な感覚であれば、早く行動することに越したことはありません。

 

ですが、私も含めて皆さんは今まさに病気を抱えている状態です。

 

どれだけ早く行動しようとしても、抱えている心身の症状が影響を及ぼして行動中に対して制限が掛かってしまうでしょう。

具体的な例を挙げますと、焦って仕事を急にフルタイムに変えてみた場合は心身の症状によって思い通り業務をこなすことが出来ずに結局また時短勤務に戻したり、酷い場合には復帰前には出来る自信があったのに出来なかったショックから退職まで追い込まれてしまうかもしれません。

また、焦って恋人を作って仮にすぐに結婚まで出来たとします。

しかし、結婚までの付き合いが短くてあなたの身体の状態をあまり理解していなかったパートナーは、実際の共同生活において仕事で収入が少ないことや家事がほとんど出来ないことで自分への負担が大き過ぎることに気づいて、夫婦生活が上手くいかなくなるかもしれません。

このように私たちのような病気を抱える者にとって、焦って行動することに対してはほとんどメリットがないことをご理解いただけたかと思います。

病気ではなかった過去のことを思い出してみた際も、焦って行動した時は恐らく成功よりも失敗の方が多かったはずです。

これらのことが理解できていれば、常に焦らないように自分の中でマインドセットすることが可能になってくるでしょう。

何かを始めようとした際に、そのスピードを緩めるように意識していけば緊張感も緩んで気持ちもかなり楽になると思います。

このように、焦らないように少しずつ進んでいくような行動を心がけていけば今抱えている病気もスムーズに回復していき、寛解まで最短で近づけていくことが出来るはずですよ。

 

最後に

焦ることって人間として生まれた以上、どうしても出てしまう感情なんですね。

ですが、この焦りの感情は訓練次第で今よりも抑えることは出来ると思っております。

「精神を鍛える」と聞いたことがあると思いますが、うつ病や不安障害は心に病を患っているために心を鍛える難しいのではないかと感じられるでしょう。

ただ、体と心は連動していることから体を鍛えたら心も鍛えることができる可能性がありますので、マインドセットがしっかり出来るようになるためにもヨガや格闘技のような体をたくさん動かす運動を始めてみても良いかもしれませんね。

 

では、またお会いしましょう。

 

  • この記事を書いた人

ワナビー松本

機能性ディスペプシアから始まりうつ病や様々な不安障害も経験した経験から現在は心理カウンセラーとして活動中。 このブログは日常生活に支障をきたす病を抱えている患者さんに向けて私の経験を基にQOLの向上方法や症状緩和の知恵を共有しております。 ▼YouTubeやTwitterでも発信していますので是非チャンネル登録やフォローをお願いします▼

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